漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
男性38歳
体中にアトピー性皮膚炎と真菌が混ざった状態が5年以上続いていて、皮膚科でその2種類の軟膏を使い分けながら、症状を抑えている状態でした。
ステロイドの内服薬も飲んでいます。
背中や腕にリング状の真菌特有の紅斑が出ているので、湿熱毒熱に効果のある漢方薬を飲んでもらいました。
(写真2014.6.21)
2か月飲んでリング状の紅斑は消失しました。
皮膚科に紹介し菌の検査をしていただいたところ真菌はマイナスになっていました。
ステロイドの内服は医師からやめるよう指導され中止しました。
時々真菌が検出され、一進一退を繰り返しながら4年後の現在はすっかりきれいになり、喜びの声を書いてくださいました。(写真2017.4.10)
真菌に感染し、かゆくてかきむしると、アトピー体質がある人はアトピーが再発し、アトピーが悪化します。ところが白癬菌などの真菌はステロイドを使うと免疫が下がり、悪化します。
治療は西洋医学では非常に難しいところです。
しかし中医学では細菌もアトピーも、湿熱、毒熱とみて、清熱薬を使えば悪化はしなく、両方の症状に効果が出ます。
この方は根気よく漢方薬を飲まれて効果がでられたと思われます。
国際中医相談員 薬剤師 植松光子
TEL:049-245-6637
住所:埼玉県川越市砂新田2-8-7